BUBU × AMESHA WORLD
“BUBU×アメ車ワールド” 2020年モデル シボレー カマロ SS

カマロとGM製V8と10速ATの歴史的価値

“BUBU×アメ車ワールド” 2020年モデル シボレー カマロ SS

カマロの持つディーラー整備が受けられるという強み

文/田中 享写真/田中 享

現代車としての信頼性と整備への安心感

この2020年型は、カマロの来歴では6代目にあたり、2024年に完全生産終了の為、最終型となる。そしてこの6代目は2016年から始まり、当時としてはかなり手の込んだモデルチェンジ(フルモデルに近い)を受けている。

なかでも素晴らしかったのが軽量化。それ以前の5代目からプラットフォームを変更し高剛性ボディと軽量化を実施。同時にサスペンションのリファインを行ったことで、圧倒的な走行パフォーマンスとフィーリングを手に入れた=同じカマロでも5代目と6代目とでは乗った印象が全く違う。

ちなみに、エンジンやミッションに関しては大きな変化はないが、例えば車重に関しては5代目比で約90kg軽くなっているから、加速もブレーキもハンドリングも全く違う。

それでいてボディ剛性は格段にアップしているから、走っている時に受ける路面からの衝撃の体感印象もまるで違う。誰もが6代目の強さに驚くに違いない。

車両イメージ2020年型V8ディーラー車、走行距離約2.9万キロの上質個体。
車両イメージ白いボディカラーにブラックホイールの組み合わせ。

ちなみに余談だが、6代目カマロはハンドリングマシンと言われるほど、コーナリングを含めた走行性能が高い。それはダッジ チャレンジャーと比較しても圧倒的に違う。その理由はそもそもの考え方の違いである。

カマロはニュルと呼ばれる難サーキットに出向きボディ剛性を磨きサスペンション能力を高め、ハンドリングを磨くことでラップタイムを上げている。それすなわち欧州スポーツカーや日本製スポーツカーがたどった道を同じように歩んできた。

一方ダッジ チャレンジャーはアメリカ国内向けにドラッグレースを主戦場とした直線の速さに重きを置いている。だからその両者の違いは走らせれば明確である。同じ大排気量V8+FRマシンではあっても全く違う。またまた余談であるが、マスタングはカマロと同じ方向性である。

車両イメージ搭載される6.2リッターV8エンジンは453ps、最大トルク62.9kg-mを発生させる。
車両イメージブラックホイールの状態は良好。サミットホワイトのボディカラーとよく似合う。
車両イメージホイールの奥にはブレンボブレーキが鎮座する。車重の軽さと相まってブレーキは相当効く。

さて、そんな6代目カマロに搭載される6.2リッターV8OHVエンジンは453ps、最大トルク62.9kg-mを発生させ10速ATと組み合わされる。

この両者の組み合わせが抜群に面白い。この6.2リッターV8OHVの最高出力発生回転数は5,700rpmでレッドゾーンが6,500rpmと、高回転まで回してパワーを稼ぐタイプのエンジンでは全くない。いわば100年以上続くシンプルでタフなアメリカンV8である。

そんなアメリカンV8OHVと現代の10速ハイテクATとの組み合わせであり、それは「伝統」と「革新」の組み合わせとも言え、そのアンバランスさが逆に魅力となっている。

カマロに搭載されるV8にはOHVならではの低速域でのパワーゾーンがあり、それが10速のギアと結びつくと一段ごとの回転数の変化がすごく小さくなり、シフトアップしても回転数がほとんど落ちず、エンジンの最も力強い状態を維持したまま途切れさせずに加速し続けることが可能になる。

車両イメージデザイン、着座位置等に独特な個性を感じるインテリア。非常に好感が持てる。中古車としての状態も非常に良い。
車両イメージステアリングボタンによってメーター内にて走行モード変更が可能である。
車両イメージセンターコンソール下部にあるエアコン吹き出す口等に固有のデザイン的魅力を感じる。

一方で、超ハイギアードの10速だから、高速巡航になれば100キロ巡航で10速に入れれば1,000rpm台前半まで回転数を下げることが可能で、大排気量V8の弱点である燃費を稼ぐことが可能になる。

それでいてフル加速した時には10速から一気に6速へジャンプする飛び級変速も可能であるから、この極端な二面性を両立させる10速ATはV8の余裕を最大限引き出すためには不可欠な存在なのである。ちなみ同じく10速ATを採用するマスタングはV8DOHCと10速の組み合わせである。

そんな2020年型カマロV8の走行約2.9万キロのBUBU認定中古車である。カマロはすでに生産終了となっているから、特にV8モデルは数が少なく非常にレアな存在である。

だが、だからこそ人とは被らない選択肢としての価値がある。また日本での中古車の95%以上が正規ディーラー車という安心感。ディーラーPDIを受けていることも安心材料の一つだが、それ以上にディーラー整備が受けられるという強みは何よりも大きい。

車両イメージグレーラインの入るブラックレザーシートのコンディションには若干の使用感が見られるが、コンディション自体は非常に良い。
車両イメージリアシートには使用感すらないグッドコンディション。

生産終了モデルともなればパーツ供給等に不安が出るが、ディーラー車である=生産終了から最低でも10年はパーツ供給の不安はない。ミツオカディーラーグループはディーラー店舗にGMに特化したメカニックが在中しているから、それだけでも安心感が違う。

自動車の歴史が電動化へと向かっているのは事実。だから今後カマロのような大排気量V8を、現代車としての信頼性と整備への安心感を持って乗れるということ自体が難しくなる。なのでそれができる今のうちに乗っておくことをオススメする。

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