まさに往年のチャレンジャーの復刻版として
R/Tの中の最高の一台としてオススメ
文/石山 英次写真/古閑 章郎
チャレンジャーの購入を検討する場合、大きく分けて二つのポイントが存在する。それはデザインや雰囲気重視なのかそれともパフォーマンス重視なのかというもの。
旧時代のチャレンジャーの復刻版として登場した現代版チャレンジャーには往年の雰囲気を重視したモデルと圧倒的ハイパフォーマンスを重視した二つの系統があり、ユーザー層も見事に分かれている。
そして、後者のハイパフォーマンスを狙うのであれば6.4リッターV8や6.2リッタースーパーチャージャーV8をはなから狙うべきであるが、その一方で往年の雰囲気を重視するのであれば3.6リッターV6や5.7リッターV8で十分に満足することができる。
特に5.7リッター V8エンジンを搭載するR/Tであれば372hpというパワーがあるだけに、「R/Tでも十分」という方も多くいるはずである。
「旧時代のチャレンジャーを思い起こさせるデザインとV8エンジンの組み合わせがあれば十分ですという方も多くいらっしゃいます。そう言った方は『R/Tで十分』ではなく『R/Tがベスト』なんだと思います」とBCDスタッフは言う。
チャレンジャーフルラインナップには6.2リッター スーパーチャージャー V8まで存在するわけだから、確かに上を見ればキリがない。だが、往年のチャレンジャーの雰囲気を味わいたいというならR/Tがベストである。
あえて上を考える必要性は全くなく、自分なりの最高のR/Tを見つけるべきである。
というか、一世を風靡したこのチャレンジャーのデザインはもはや現代でも「定番」として通用してしまうほど魅力的であるから、そこに焦点を合わせるならR/Tほどベストな選択肢はないわけである。
ちなみに搭載されている5.7リッター V8エンジンは372hp、最大トルク400lb-ftを発生させ、それを8速ATで駆動する。
プラスしてR/Tにも様々なバリエーションがあるわけだから、R/TのT/Aやシェイカー、さらにはそのMT車等、BCDなら日本国内に出回っている既存の中古車とは異なるR/Tのバリエーションモデルをチョイスすることが可能である。
そしてそれでいてコンディションが良い個体が非常に多いから、人と違うモデルを長く安心して楽しめるのである。
そんな最高のR/Tとしてオススメしたいのはコチラの2019年型 R/T クラシック。走行3.8万キロのBCD認定中古車。
R/T クラシックとは、当時のR/Tの最上級グレードで、往年のチャレンジャーに一番近い雰囲気を発するモデル。かつ、R/Tにしか存在しないオプションパッケージだからあえてR/Tをチョイスするには最高のモデルとなる可能性が非常に高い。
くわえてプラムクレイジーというハイインパクトカラーをまとっているから、まさしく復刻版チャレンジャーの名にふさわしい一台。
ちなみにこのプラムクレイジーだが、もとは1970年に初めて採用されたもので、現代版チャレンジャーでは2014年に一度復刻している。
だが、その時点では限られたグレードだけが選択可能だった限定カラーだったが、あまりの人気に2016年から通常選択可能となり、2019年まで採用されていた人気カラーである。
そのプラムクレイジーとR/T クラシックの組み合わせによってチャレンジャーのハイパフォーマンス系モデルでしか見ることができない、往年の雰囲気と輝きに満ち溢れている。
しかもボディサイドのストライプは今なお状態が良くヤレが全くないし、クラシックならではのメッキホイールも驚くほど輝いているから、5年前の中古車であるという雰囲気すらあまり感じない。
ちなみに、同じR/T クラシックでもフロントグリル内のバーがブラックアウトされているモデルもあるが、個人的には今回の個体のようなシルバーカラーの方が全体の雰囲気にとても良く似合っていると思っている。というか、めちゃくちゃカッコいい!
また、中古車としてのコンディションは非常に良いし、内外装のヤレ感が本当に少ないのも驚きである。
「ハイインパクトカラーのチャレンジャー自体、そんなにショールームに並びませんし、これだけの内外装の状態のいい個体も滅多にありませんから、他の個体よりも動きが早いかもしれませんね」
ということで、R/Tが欲しい、もしくはベストなR/Tを求めているというなら、このプラムクレイジーのR/T クラシックは必見である!