BUBU × AMESHA WORLD
“BUBU×アメ車ワールド” 2017 フォード シェルビー GT350

近代マスタングにおける最高峰マシン

“BUBU×アメ車ワールド” 2017 フォード シェルビー GT350

BCDならたった4年間のみ存在したスペシャルモデルが今入手可能

文/石山 英次写真/古閑 章郎

米国ではMT車の存続アピールされる

先日2024年モデルとしてデビュー予定の新型7代目マスタングに関するティザー情報がメーカーから公開された。その情報の一部に、6速MT車のギアパターンのイラストが描かれており、多くのファンを熱狂させたというニュースを見た。

聞けば、アメリカ国内でもマスタングにおけるMT車の割合は、マスタング、チャレンジャー、カマロの中でもダントツに高く、まだまだ引き合いがあるというのである。

ここ最近アメリカで一部のマニア向けと思われるスポーティカー、トヨタ GRスープラ、日産 フェアレディZのMT車が復活しているというニュースを見たが、恐らくマスタングもその流れに乗じてMT車の存続をアピールしていたのかもしれない。

翻って日本では、MT車自体が減少の一途をたどっており、一部のスポーティカーのみMT車が存在している程度であり、だからアメ車直輸入においてもMT車はほんの一部の販売店に限られる。

というか、日本において常時MT車の在庫を展示しているショップはBCDしかない(と断言できる)。

車両イメージ2016年にデビューしたマスタングのスペシャルモデル。近代マスタングの中では極めて高いレベルの運動性能が与えられている。
車両イメージアメリカ本国でも熱狂的なファンが多く、いまだ高値安定が続く人気絶版モデルの1台である。

アメ車のMT車ならBCDへ

一例を挙げれば、チャレンジャーにおいてはヘルキャット、R/T、R/Tスキャットパックといった売れ筋のラインナップにMT車を在庫していたし、マスタングにおいては、直4エコブースト、V8GT、ブリット、マッハ1、シェルビー GT350と、ほぼほぼ全ラインナップのMT車が常に取り扱われていた。

だからそういったスポーティなアメ車にMT車で乗りたければ、BCDの在庫車リストを見るのが一番手っ取り早い方法と言えるのである。

で、そんなBCDに久しぶりにシェルビー GT350が在庫されている。いわゆる近年のマスタングにおける最高峰マシンの1台であり、その魅力はシェルビー GT500に勝るとも劣らないレベルと言われている。

というのも、マスタングベースからの改良点が驚くほど数多く、恐らく今後二度と現れないような作り込みが実現されているから。そして専用エンジンかつMT車専用マシンであるから=希少価値が非常に高い。

その証拠にアメリカ本国では、2020年の生産終了後に猛烈な勢いで価格が上昇し、その勢いは今なお続いている。すなわちコロナ禍云々関係なくずっと高値安定が続いている事実こそが、350自体のモノの良さを示しているようなものなのだ。

車両イメージ搭載されるエンジンは、5.2リッターV8NAで526hp、最大トルク429lb-ftを発生させる。レブリミットが8,250rpmと高回転型パワーユニットでスーパーカーに匹敵する官能性能を備える。
車両イメージフロントセクションの一部にカーボンパーツを使用し軽量化と高剛性を実現している。エンジンルームを囲うタワーバーもかなり効いている。
車両イメージ高回転型エンジンだけに使用されるエンジンオイルも5W−50というワイドレンジが指定されている。
車両イメージシェルビーといえばレーシングストライプだけに、グレーボディにブルーのレーシングストライプがよく似合う。

個体の見極めが極めて難しい車種

ただし、そうはいってもアメリカでのクルマの使用方法は独特であり、言ってしまえば少々雑なところもあり、だから仕入れの際には念入りな確認作業が必要になる=他店がシェルビー GT350に手を出さないのは、出さないのではなく出せないのであって、そこがBCDとの最大の差と言ってもいいのだろう。

BCDは、何度も述べているが、カリフォルニアに支社があり、そこで日本向けの車両の精査を行っている。

一方で、他店はこの車両の見立てを現地にいる第三者に任せているわけだから、そこに齟齬が生まれることがある。すなわち、日本人向けの車両であること、日本のショップで販売するために必要なこと、そして車両自体のコンディションにおいて。

BCDには、カリフォルニア支社があるから求めるレベルの車両情報がダイレクトに届き、確認作業も行われるから(これまで常にそうした車両が売られ続けている)、そこに齟齬が起きないし、そもそも仕入れの時点でコンディションの見立てがよくない場合は仕入れ自体をしないわけだから、間違った車両が日本に届くことがないのである。

そんなBCDが今回改めて仕入れたシェルビー GT350には、だから当然期待が高まる。

車両イメージ19インチホイール内に見える大径ローターを見ればこのクルマの凄さが分かるはず。リアにも大径のドリルドローターが入る。
車両イメージマスタングベースではあるが、スエードのステアリングが雰囲気を一変させている。
車両イメージ久々に触れたが、ストロークが短いスポーティな6速マニュアルミッションは、シェルビー GT350ならでは。
車両イメージステリング自体の使用感をほとんど感じないレベルであった。

この先決して現れないV8NA+MT車のスペシャルマシン

車両は2017年型で約1.3万キロ走行車。アバランチグレーのボディカラーにブルーのレーシングストライプがよく映える。一時レーシングストライプレスのGT350もよく在庫されていたが、やはりシェルビーにはレーシングストライプがよく似合うと改めて感じる。

装着されるレカロシートやステアリングはスエード素材のものが使われており、そうしたパーツ類の使用感もほとんど感じないレベル。聞けば、「調子はかなりいい」ということだから、5.2リッターV8NAエンジンを思う存分楽しむことが可能だろう。

このエンジン、専用設計の手組みであり、5.2リッターV8という大排気量V8エンジンにもかかわらずレブリミットが8,250rpmという、アメリカンV8の中でも異常なほど高回転型のエンジンである。

そのスペックは526hp、最大トルク429lb-ftを発生させるのだが、またその音色が独特であり気持ち良く、旧時代のフェラーリとはまた違った荒々しさを兼ね備えたV8エンジンとして名高い。

そしてそれを6速MTで操るわけだから、アメリカ本国には熱狂的なファンがいまなおいて、価値が下がらない代表的な1台となっているのである。

車両イメージ7,500rpmで最高出力を発生し、そのままレブリミットの8,250rpmまで突き抜けることがタコメーターを見てもわかる。
車両イメージセンターコンソールに配置される油圧、油温メーターによって温度管理が求められる。
車両イメージ助手席コンソール前には生産番号が刻まれたシリアルプレートが貼られている。
車両イメージ「このクルマのためのシートか」と思ってしまうほど性能レベルが高いシート。レカロのバケットシートこそ350には相応しい。そして使用感もほとんど感じさせないレベル。

トップレーサーをも唸らせる性能

ちなみにシェルビー GT350は、2016年にデビューし2020年に生産終了となっているからたった4年間のみ存在したスペシャルモデルともいえ、その理由は上記の専用設計のエンジン等が年々負担になったということ。すなわちそれだけコストと労力が注ぎ込まれたマシンであったということである。

なおBCDにおいては、これまでに阪神店を含め30台超のシェルビー GT350を販売してきているから、そうした点からメンテナンス等の情報が蓄えられており、安心して任せることができるのである。

筆者が以前BCDで紹介したシェルビー GT350は、超有名な某日産ワークスドライバーの方が購入されていったというから、日本のトップレーサーをも唸らせるシェルビー GT350の性能はホンモノであり、BCDならそんな希少なスペシャルマシンを今入手することが可能になるのである。

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