文/S.Hiramatsu
スーパーカーといえば?という問いに、あなたはなんと答えますか。色々な答えが飛んできそうですが、筆者の答えは「カウンタック」です。スーパーカーブーム当時の熱狂を知るわけではないので、当時の空気を肌で感じたことはありません。それでも、カウンタックというモデルは何か人々を惹きつける特異的な魅力があったのだろうということは、あらゆるメーカーからリリースされるミニカーを通じて感じています。そして今回紹介するLPI800がデビューしたことにより、やはりカウンタックはランボルギーニにとっても神格化されたモデルなのだろうと思わずにはいられないのです。
カウンタックの歩みはは1971年に世に送り出された「LP500」というプロトタイプから始まりました。ランチア・ストラトスとほぼ同時期に、天才デザイナーとして知られるマルチェロ・ガンディーニ氏によってデザインされ、まるで未来から来たような強烈な個性で人々を驚かせました。その生誕50周年モデルとして2021年にお披露目されたのがこの「LPI800」です。70年台からすでに未来的な佇まいでしたが、LP I800においては現代のデザインでまとめられ、洗練されたまさに令和のスーパーカーといった出立ちとなっています。
メーカー
シンバ・ディッキー・グループ
ブランド
マジョレット
メーカー本拠地
フランス(現ブランド保有メーカー:ドイツ)
製造国
タイ
筆者のお気に入りポイント
シザーズドア開閉ギミック
初代の楔形のフォルムを継承しつつ、より流れるような造形に。側面のエアアウトレットの三角形の形状などディテールにも当時の面影が。
リアはテールライトの衣装や特徴的なエンジンルームなどにしっかりとかつてのカウンタックが反映されています。ルーフの凹み形状は、かつてはエンジンルームは別体でプレスのみの表現でしたが、本モデルではエンジンルームとつながって一連のガラスに。大きな一つの動きとして昇華されています。
六角形のテールライトやランボルギーニのレターエンブレムが綺麗に印刷されています。
この車の大きな特徴であるエンジンルームからルーフに繋がるガラスエリアが再現されています。中にはエンジンの造形も。実車さながら、見応えのある造形です。
そしてこのミニカー最大の魅力!なんと、ドアがこんなふうに開閉します!一点を起点に上下に動く姿がハサミ(シザー)のようであることから、この特徴的なドアは「シザーズドア」と呼ばれています。ランボルギーニといえばこの開き方だよね!と想像する方も多いのではないでしょうか。そんなアイコン的な魅力がこのミニカーでも楽しめます。
インテリアにはきちんとダッシュボードやステアリングが。このサイズできちんとスポークまで確認できるのがすごいよなぁ、と改めて感じます。ハンドル一つのサイズが小指の爪の3//1くらいのサイズしかないのですから。
今回ご紹介したのは、伝説のスーパーカーが現代に甦った姿を特徴的なシザーズドアの開閉ギミックとともに捉えた魅惑の一台でした。スーパーカーブームの熱狂に思いを馳せながら、少年に戻ったような気持ちにさせてくれるミニカー、ぜひお楽しみいただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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