BUBU × AMESHA WORLD
“BUBU×アメ車ワールド” 2022年モデル USトヨタ タコマ ダブルキャブ

モデル末期だからこその「買い」モデル

“BUBU×アメ車ワールド” 2022年モデル USトヨタ タコマ ダブルキャブ

アメリカを代表するミッドサイズピックアップ

文/石山 英次写真/石井 秋良

モデル末期だからこそBCD車両を買うメリット

USトヨタ タコマとは、トヨタの北米市場における中型ピックアップトラック、いわゆるミッドサイズピックアップの事である。ライバルはご存知GMのキャニオンやコロラド、フォードのレンジャーなどで、そうしたライバルたちのモデルチェンジ後にこの型のタコマはデビューしている。

現行型タコマとは初代モデルから3世代目モデルにあたり、2004年に発表された2世代目タコマから11年を経て2016年にモデルチェンジとなった。

デザインは、米国カリフォルニア州のCALTYが担当。大型の六角形グリルをはじめ、逞しさを強調したデザインとなっている。

搭載されるエンジンは、2.7リッター直4と3.5リッターV6。ともにガソリンエンジンであり、3.5リッターV6は当時の新開発エンジン。直噴化およびアトキンソンサイクル化されており最高出力は278hp、最大トルク265lb-ftを発生させ、6速MTおよび6速ATと組み合わされる。

車両イメージ大型の六角形グリルをはじめ、逞しさを強調したデザインとなっている。それにしてもアーミーグリーンがカッコイイ。
車両イメージ4ドア+荷台の「ザ・ピックアップ」的スタイル。ミッドサイズだから日本ではギリギリ使いこなせるサイズ感だろう。

ボディはミッドサイズのダブルキャブ+ショートベッドで全長約5,390mm。ハイラックスが全長約5,200mmだから、その差40cm=日本での使い勝手に優れるサイズ感。

ちなみにタンドラの全長が約5,800mmだからタコマは逆に40センチ短い。

デビュー当時に用意されていたグレードは、以下の5つであり、2017年から「TRDプロ」が加わっているから現在は6グレード。今回取材したモデルはこの中間にあたるTRDスポーツの3.5リッターV6搭載モデル。

・TRDプロ
・Limited (リミテッド)
・TRD Off-road (TRDオフロード)
・TRD Sports (TRDスポーツ) ←取材車両
・SR5
・SR

タコマのモデルチェンジは、当時ライバルだったGMのミディアムピックアップ・シボレー コロラド/GMC キャニオンが2014年にデビューしたことを含んでのフルモデルチェンジ。それまで独占状態だったミディアムクラスにライバル出現ということで、気合の入った全面改良だった。

車両イメージ搭載されるエンジンは、3.5リッターV6。最高出力は278hp、最大トルク265lb-ftを発生させる。
車両イメージ目に見える各部の造形や質感の印象が非常に良く、簡素なピックアップという常識は過去のものとなっている。プレミアムJBLオーディオ装備。
車両イメージ組み合わされるミッションは6速ATとなる。

最近では、本国アメリカでのオフロードスポーツ系ユーザーはこのミディアムトラックをベースとすることが多くなったと言われており、各メーカーも矢継ぎ早に対応モデルを輩出していた。タコマに関して言えば、「タコマ TRDプロ」がそれにあたり、今なおミドルクラスピックアップの熱いバトルを展開中である。

なお、こうした王道的ピックアップの中で、独自のコンセプトにより生まれた存在がホンダ リッジラインであり、タコマ、コロラド、レンジャーあたりとは向き合わず、多目的車両としての魅力を追求しているのである。

さて取材車両であるが、タコマの2022年型BCD車両。走行800キロであるから、ほぼほぼ新車のような存在。ボディカラーはアーミーグリーンで、ムーンルーフやTUBEステップ、ベッドライナーといった装備が付帯している。

TRDスポーツには3.5リッターV6エンジンが搭載され、6速ATと組み合わされるとともに、ボンネットフードにダクトが装備され、バンパーが同色ペイント、さらに専用の17インチホイールが備わる。

車両イメージグレードがTRDスポーツであるからフードにダクトが備わる。
車両イメージTRDスポーツには専用の17インチホイールが備わる。
車両イメージTUBEステップは必需品。

見た目においては、何と言ってもこのボディカラーだろう。まるで軍用車のような雰囲気を漂わせるアーミーグリーンが本当にカッコイイから、このままそれっぽくカスタマイズしても面白いだろう。

リフトアップしてシュノーケルダクトを付けてetc、なんてすればジープ ラングラーに勝るとも劣らないオフ車ができるかもしれないし。

しかもBCD車両であるから車両のコンディションはお墨付きだし、購入時にはBCDオリジナル60プランの利用が可能だから、購入後の整備やアフター、さらには3年後の売却時の最低限の金額が事前に分かっているのも乗りやすい。

車両イメージ走行800キロということでシートは新車のような佇まい。
車両イメージリアシートには未使用車のような雰囲気が漂っている。
車両イメージ現状荷台にトノカバーは装着されていないからハードに使いこなすことが可能。

実はタコマは今後フルモデルチェンジが予定されている。恐らく2024年モデルとして販売が開始されるだろう。当然ながらそうした新車はデビュー時のプレ値が定番であるから、想定価格の1.5倍くらいの値がついたりするのが一般的である。

もう一つ、ミニタンドラ的スタイルとなることも気に入らない。あくまで現状ティザー写真しか見ていないから確証はないのだが、どうやらスタイルは小さいタンドラとなる方向だという。

個人的には、タンドラもタコマも別のスタイルを持つ旧型が好みであり、現在のタコマは性能的にも問題がある車両ではないため、現行型で十分ではないかと思っている。

それでも新型が欲しいというなら、現行タコマのBCD車両を購入し3年乗ってから乗り換える(60プランを利用し)という方法もあるのではないかと思う。逆にその方がこなれた値段に落ち着いているのではないか。

今BCD阪神に行けば、同カテゴリーのライバル車たるホンダ リッジラインの実車も同時に見られるから、両者を見比べ「どこがどう違うか」を確認しながら商談することが可能だし、もっともこんな機会はそうそうないだろうと思うから、見るだけでも価値が十分にあるはずである。

車両イメージまずはこの2台の実車が置いてあるというだけで凄い。それを間近に見つつ比べることができるのだから羨ましい。まさしくBCDならではだろう。もちろん見るだけでも十分に価値がある。
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