BUBUがお届けする連載企画 ナレッジ Showcase.14 古賀琢麻

KNOWLEDGE! VOL.14
テストドライブ

 

 BUBUがお届けする連載企画 "ナレッジ” | Showcase.14 ~ 古賀琢麻~

「シボレーカマロSS×古賀琢麻」

 第14回目は、NASCARドライバー「古賀琢麻」さんにご登場いただきました。
 2017年12月19日  写真/構成 プロスタッフ
 
 

日本人唯一の現役フル参戦NASCARドライバーが登場!

 
 
 
今回のナレッジは、第12回目に続いて新型カマロでお届けする。
ご登場いただいたのは、現役NASCARドライバーの古賀琢麻さんだ。

雑誌に自身のNASCAR参戦記を連載するなど、文才にも恵まれた古賀さんであるが、現在は本職のレース活動がお忙しいとのことで、今回は通常の試乗記ではなく、インタビュー形式でお届けさせていただく。

なお、今回のインタビューアは、ナレッジの第12回で新型カマロの解説を行ったアメ車ワールド編集長が担当しているので、そちらの会も合わせてご覧いただくと面白いだろう。(第12回はこちらから
 

インタビュー


編集:聞くところによると、古賀さんは既に新型カマロを愛車にしているそうですが、その車両はどちらで買われたんでしょうか? また、グレードや仕様なども教えていただけますか?

古賀琢麻(以下、古賀):新型カマロはSSとZL1の2台を持っています。どちらも8ATのコンバーチブルです。ただし、これは買ったものではなくサポートしてもらったもので、2台ともアメリカに置いてあります。もっとも、それとは別に日本でも既にキャデラック・シボレー桜山さんにSSのオーダーを入れていますよ。

編集:サポートですか? それは誰からサポートされたものなんでしょう?

古賀:シボレーレーシングです。僕は今年(2017年)はシボレーレーシングから「NASCAR K&N PRO SERIES」 にフル参戦したんですが、そこでアジア人としては初めて公式戦で5位に入賞するなど、それなりの結果を残したので、そのご褒美として頂きました。シボレーに関しては、レース活動とは別に、2009年からシボレー社のアフターパーツの開発ドライバーも務めていますから、そういった実績も評価されたんだと思います。

編集:それは凄い。シボレーはなかなか太っ腹ですね(笑)。NASCARは2018年も参戦されると伺っていますが、チームはやはりシボレーですか?

古賀:その予定です。

編集:アメリカで既に2台も所有しているにも関わらず、日本でも個人でオーダーを入れるということは、今度のカマロは相当気に入ったということでしょうか?

古賀:もちろんです。歴代のカマロで一番ですね。最高に気に入ってますよ(笑)。

編集:古賀さんと言えばコルベットのイメージが強いんですが、確かカマロもかなりの台数を所有されていますよね?

古賀:18歳で免許を取って最初に買ったのが1987年型のサードカマロで、それ以降様々なカマロに乗ってきましたね。これまで10台くらいのカマロを乗り継いでいます。面白いところではNASCARのエンジンを載せた1980年型のセカンドカマロなんかも持ってますよ。

編集:古賀さんの場合、NASCARレーサーとは別に、シボレー社のアフターパーツ開発ドライバーという肩書きもあるわけですが、やはりそういったお仕事の関係もあってカマロやコルベットといったシボレーのスポーツモデルにお乗りなんでしょうか?

古賀:確かにここ10年ほどは、カマロとコルベットを新しいモデルが出る度に交互に乗り換えてる状況で、それには仕事の絡みもあります。でも、仕事だから乗ってるわけではありませんよ。純粋にカマロとコルベットが大好きなんです。ただ、子供が出来てからカマロがより好きになったかな?(笑)

編集:2シーターのコルベットでは家族一緒に乗れないからですか?(笑)

古賀:4シーターのカマロであれば家族4人で乗れますからね。これは大きなポイントです。実際に少し前まではC7コルベットのZ51やZ06に乗っていたんですが、実はこの時には奥さんは一度も同乗してません。というのも、子供が出来たタイミングでC7コルベットが発売されたんですが、常にチャイルドシートを助手席に設置してたので(笑)。

編集:カマロの後部座席は決して広いとは言えませんし、大人4人乗車だと少し厳しいけど、子供であれば全く問題ないですものね。カマロSSが納車されたらベビーシートやチャイルドシートを装着して家族で乗る予定なんですか?

古賀:もちろんです。今度のカマロは本当にカッコイイですからね。レースの為に遠征で家を開けるとき以外は、僕が子供をスクールに送っていくんですが、カマロので送迎したら子供達に喜ばれること間違いなし。間違いなくヒーローになれますよ(笑)。

編集:先に「歴代のカマロで一番」とおっしゃいましたが、今度のカマロは具体的に何処が良くなったんでしょう?

古賀:先ずは何と言っても「デザイン」です。歴代のカマロは、例えば4代目の時代にはエアロパーツはマストアイテムだったし、5代目でもローダウンやホイール交換とか何かちょっとはやりたくなったけど、今度のカマロはノーマルのままで十分に精悍かつスタイリッシュで何もやる必要がない。
次は「音」、エキゾーストサウンドです。「デュアルモードパフォーマンスエキゾーストシステム」を搭載したSSのエキゾーストサウンドは迫力があって実に気持ちいい。マフラー交換なんて全く必要ありません。

編集:見た目と音ですか? エンジンとかミッションとか足回りとか、そういった性能や機能面での進化は古賀さんにとっては二の次なんですね?(笑)



 
 
 
NASCARドライバー 古賀琢麻

古賀:メーカーやディーラーがニューモデルのPRを行う時には、皆さん判で押したようにメカニズム面での進化を強調されるんですが、僕が愛車を選ぶ時に重要視するのは見た目の格好良さとエキゾーストサウンドです。
ただ、誤解のない様に言っておきますが、もちろん新型カマロはミカニズム的にも大きく進化していますよ。SSが搭載しているC7コルベット譲りの6.2リッターV8 LT1ユニットも、LT RSが搭載する2リッター直4ターボユニットも非常に良いエンジンだし、多段化した8ATも素晴らしいと思います。
また、新型カマロはボディ剛性が上がって車両全体の「質」が格段に向上している。5つ星で評価するとしたら、先代モデルは星3~4の間でしたが、今度のは星5にまでレベルアップしています。
もう少し専門的な話をするなら、新型カマロは「ジオメトリー・ポイント」が素晴らしい。「サスペンション・ジオメトリー」や「ステアリング・ジオメトリー」というのは、レーシングカーの世界ではマシンの操縦性を決定づける重要な要素なんですが、これが今度のカマロの場合、これまでのモデルとは比較にならないほど良いセッティングになっている。さらに言えば、GMが誇る「マグネティックライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)」ですが、このダンパーとサスペンションの相性の良さは、横置きリーフ式サスペンションを採用するコルベット以上でしょう。
それ以外にも、タイヤからの入力がきちんとフィードバックされてステアリングの重さがベストに調整される「ドライバーモードセレクター」もよく出来てるし、安全装備、室内装備、空調、オーディオ、何もかもが先代モデルから進化しています。

編集:なるほど。現役バリバリのレーシングドライバー兼アフターパーツ開発のテストドライバーという視点で見ても新型カマロの進化は素晴らしい、と。でも、古賀さん的に重要なのは見た目と音と、そういいうわけですね?(笑)

古賀:あくまでも僕自身の話ですが、愛車選びっていうのは、行き着くところは結局そこだと思うんですよね。大家族の方が大人数が乗れるミニバンを買うとか、経済性重視で軽自動車を買うとか、走り屋やアウトドアフリークが性能重視で愛車を選ぶとか、それはそれで立派な理由だと思うし、否定されるべきものではないと思います。でも、僕自身は何歳になっても、家庭環境がどう変わっても、自分自身が「カッコイイ」と思えるクルマに乗り続けたいですね。

編集:なるほど。NASCARドライバーという子供の頃の夢を実現して、今もまだその夢の途中にいらっしゃる古賀さんらしくて格好良いですね。さて、これまでのお話で聞かずとも大体の答えは予想出来る気がしますが、最後に新型カマロの購入を検討中の方に何かしらのアドバイスをお願いします。

古賀:正規ディーラーに行けば展示車や試乗車があるので、それを見て「カッコイイ!」「欲しい!」と思ったら買いです(笑)。半世紀もの歴史を誇るシボレーカマロの最新モデルですから、走行性能や安全性、機能性や信頼性については何も心配いりません。重要なのは「こいつに乗りたい」と思うか思わないか。そして、どうせ買うならエキゾーストサウンドが抜群のSSか、開放感満点のコンバーチブルをオススメします。

編集:今日は取材にご協力いただきありがとうございました。
 
 
   

 
 
 
 
【プロフィール】
 
古賀琢麻(Koga Takuma)
NASCARドライバー、株式会社アイロック代表取締役
 
【レース歴】
 
1992~1998 : レーシングカート
2000 : NASCAR WEEKLY RACING SERIES (ハードチャージャーアワード受賞)
2001 : NASCAR RAYBESTOS NORTHWEST SERIES
2002 : Winston west
2003 : Winston west
2004 : Grand National Division
2005 : Grand National Division 全米オールスター戦出場
2006 : Grand National Division
2007 : WEST COAST PRO TRUCKS 年間シリーズランキング3位
2008 : WEST COAST PRO TRUCKS 年間シリーズランキング3位
2009-: NASCARタイヤ開発テストドライバー
2016 : NASCAR K&N PRO SERIESスポット参戦
2017 : NASCAR K&N PRO SERIESフル参戦(NASCAR公式戦5位入賞)

【リンク】

古賀琢麻オフィシャルサイト http://www.takumakoga.com/
Facebookページ https://www.facebook.com/takuma.koga.77
株式会社アイロック http://www.iroc.co.jp/

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