2014 シボレー SS

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 試乗記 TEST RIDE

 

シボレー顔の4ドアセダンにLS1エンジン搭載

2014 シボレー SS

「V8エンジン+後輪駆動」という絶滅危惧種

 

業界的にはチャレンジャーやマスタングが話題の中心になるのだろうが、そんなド派手なパフォーマンス系とは裏腹に、一見地味に見える普通の4ドアセダンが、いざ走れば誰もが感動する!そんな魅惑のシボレーSSに乗ってきた。

 
2018年8月3日 文/椙内洋輔  写真/古閑章郎
 
 

スペックだけでも名車の予感

 

 シボレーSSは、1996年に消滅したシボレーカプリス以降存在していなかった「シボレーV8エンジン+後輪駆動」となる、2014年誕生のパフォーマンスセダン。兄弟車となるオーストラリアの「ホールデンコモドア」にも使われる後輪駆動用のプラットフォームを使用し、エンジンにはC6コルベットでおなじみだったLS3型6.2リッターV8エンジンを搭載。

ボディには、ボンネットフードとトランクにアルミニウムを使用することで低重心化と軽量化を図っており、ボディ前後の重量配分は50:50を実現する。

当然足回りも強化され、前マクファーソンストラット/後マルチリンクの足回りに、355mmのベンチレーテッドディスクと4ポッドの2ピースキャリパーを組み合わせたブレンボ製ブレーキを採用し、前後19インチの鍛造アルミ&タイヤが装備される。

名機LS3エンジンは、コルベットでお馴染みだったが、415hpのパワーに、最大トルク415lb-ftを発生させ、パドルシフト付き6速ATもしくは6MTとの組み合わで、0-60マイル加速は4.7秒という俊足を誇る。

車重1800kgのボディには十分すぎるほどのパワーであり、近年のアメ車「脱V8」的な動きはキャデラックにまで押し寄せているが、例えば直4ターボ搭載のCTSあたりと比べても、その差は圧倒的であり、SSはアメ車好きに訴えるすべてを持っていると言えるだろう。
 

メカニズム的には当時のGMハードウェアを使用しているだけに、日本での整備性もまったく問題はない。使えるサイズの4ドアセダンであり、走らせればコルベットと同じ咆哮を奏でる。

 

 

実際のサイズ感はそこそこあるのだが、見た目の大きさを感じさせないデザイン。温和な印象を与えることもあり、走りの激しさとのギャップが面白い。とにかくめちゃめちゃ速い。

リアから見ると、一瞬アメ車に見えない(笑)。だが走れば別人のごとき速さにアメ車を感じることになる。

 全長:4966mm
全幅:1897mm
全高:1470mm
ホイールベース:3961mm
車両重量:1803kg
エンジン:V8 OHV
排気量:6162cc
最高出力:415hp/5900rpm
最大トルク:415lb-ft/4600rpm
サスペンション:Fマクファーソンストラット/Rマルチリンク

  
 

内外装に魅力満載のスポーツセダン

 シボレーSSは、驚くべきことにインテリアからもスポーティさを全面に押し出している。下部のみ直線となった楕円形のステアリングは、レーシングマシンの雰囲気を醸し出し、シートもセダンにしてはホールド性が非常に高く、アルカンタラの質感もかなり高い。

インパネ内のメーターはイマドキの液晶ではなくあえてアナログを使用。人によっては古いと思うかもしれないが、SSは古臭いといよりは、あえてそう設えることにより、雰囲気をだすことを優先しているようである。個人的には液晶系はかえって安っぽく感じるから好きではない。

着座位置も驚きで、座るとかなり低く、まるでスポーツカーのようにタイトな状態になる。とはいえ、ボディの感覚はつかみやすく運転自体に支障はないから好みの問題だが、スポーティを望むオーナーにはかなり具合のいい室内空間である。ちなみに、リアシートもバケットタイプになっているのにはさすがに驚いた。

全体的な質感やスポーティな雰囲気作りは、当時カマロと同等レベルのものがあり、「GMもやればできるんだなあ~」との思いが強くなる。

意外に大人しい顔つきがこのクルマの最大の特徴。いざ走れば別人のごとき激しいアタックが可能。

 

 

 

 

 

 

搭載されるエンジンは、C6コルベットに搭載されていたLS3型V8エンジン。415hpのパワーに最大トルク415lb-ftを発生させる。車重1800kgのボディには十分すぎるほどのパワーである。

6速ATとMTが存在するが、6速ATにはパドル操作が可能となり、走行性能向上の一役となる。

ブレンボブレーキと前後19インチの鍛造アルミ&タイヤが装備され、マグネティックライドの足回りと相まって、相当なレベルの走りが可能となる。

 

 

 

走りはスポーツカーのそれ

さらなる驚きは、走り出してからだった。思っている以上に速く、しかもボディがかなりガッチリし、ステアリングの反応もダイレクトかつ俊敏であり、かつてのシボレー後輪駆動車と比較しても驚きの連続だった。

そういう意味では、旧4ドアチャージャーあたりと比較しても圧倒的にSSの方が速く、かつ現代的であり、人気云々問わず感触のみを伝えるならば、シボレーSSの走りの質感は圧倒的である。とくにマグネティックライドの足回りとブレンボブレーキの組み合わせが絶品であり、ちょっと攻めた走りくらいではドライバーの方が先に萎えてしまうほど限界が高い。

余談だが、カマロの時にもよく言われたように、マスタング、チャレンジャー、カマロを比較すれば圧倒的にカマロの走りが上であり、おそらくそれはGMの走り込み&製造クオリティが格段に優れていることを意味しているのだと思うのだが、シボレーSSに関しても同じく他車と比較した場合、カマロと同等の満足感が得られるはずである。

しかも搭載されているLS3エンジンのパワー感が断然いい。サウンドもまさにアメリカンV8。低速から中速域がめちゃくちゃ気持ちいい。昨今、こういった4ドア系は燃費的問題をクリアするために、V6か直4エンジンがメインとなりつつあるが、このSSのV8は圧倒的にファンであり、いまだにアメリカを主張する。

シボレーSSの車重は1800kgだから、415hpのパワーでも十分以上のパフォーマンスを示すし、たとえば6.4リッターV8搭載のチャージャーSRT392は485hpのパワーで2000kg超の車重だから、SSのパフォーマンスの高さが分かるはずである。

温和なマスクと4ドアセダンという一見地味な印象を与えかねないフォルムながら、走り出せば信号一つ分でその差に気づき、街角ひとつ曲がればその軽やかな身のこなしに驚き、高速の入口でアクセル全開にすれば、エンジンの主張が大きく「あーやっぱりアメ車だな」と誰もが納得するはずである。

 

 

 

 

 

 

下部のみ直線となったステアリングは、レーシングマシンの雰囲気を醸し出しており、シートもセダンにしてはホールド性が高く、全体的に若々しくスポーティなインテリアが構築されている。なお、各部の質感も異様に高い。

メーターは最近流行りの液晶タイプではなく、アナログメーターを2連で配置したもの。好き嫌いもあるだろうが、回転上昇に応じたリニアなメーター針の動きが心地よい。最新のマシンに古風なアナログメーターのコンビがそそる。

 アルミ製ペダルが似合う。

  
 

随所に「アメ車」を感じさせる作り

だから普通にコンビニにも行けるし、時に新東名の200キロ巡航だって可能だし。その余力と余裕のそぶりが最高に素敵である。

個人的には、チューニングカーのようなパワーなのに、荒々しさや使い難さがないのがホントにいいと思うし、今更ながらにヘルキャットにゾッコンである。マジでコイツを毎日の足に使えたら…。バイパーオーナーのセカンドカーにどうでしょうか?

取材先のBCDによれば、これまで販売したチャレンジャーの中でも別格のヘルキャットは、日本全国に15を越える台数をすでに納車しているという。

だが、車両のコンディションは常に安定しており、日常的に十分に使いこなせるといい、その部分においても極めて普通であるという。さらに今後も複数台の個体が海を渡って直輸入される予定というから嬉しい。

また、ヘルキャットの新車をファクトリーオーダーすることも可能だし(ボディカラーやインテリアおよびオプション装備に凝れる)、2019年に登場するヘルキャットレッドアイ(797hp)のオーダーも受付中というから、気になる方は確認してみるといいだろう。

BCDは、基本、販売車両は常に在庫保有しているから、実車を確認して購入することが可能である。車両によっては試乗することも可能だし、グレード違いの比較も可能。

そう言う意味では写真だけを見て購入する他店とは、購入前後の不安感が異なり、購入後もまるで国産ディーラー並みのアフター保証等が期待できるのである。

で、ヘルキャット、同じチャレンジャーの姿をしてはいるが、R/TやSRT392とはまったくの別物であり、作り、性能、あらゆる面において、歴史に名を残す最強のアメ車の一台と宣言していいだろう。

 

赤いボディカラーにダコタレザーは最高の組み合わせだろう。

BCDのショールームには宝の山のような車両たちが続々と集合している。

新車購入から中古車に至るまで直輸入を可能とし、長期保証を含めアフターフォローに重きを置いているBCD。今後の車両展開にも期待だ。

 

 

フル純正のフルノーマル車だが、室内にはパナソニックNAVI&地デジTVと ETCが設置されている。

 
 
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