シボレー カマロ LT RS

CHEVROLET CAMARO LT RS
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私があえて直4モデルをオススメする理由

シボレーカマロ LT RS

世界的にも主流となった2リッタークラスを駆逐する

 

アメ車人生の大半をカマロと過ごした筆者があえて今、直4モデルをオススメする理由とは。

 
2018年05月07日 文/椙内洋輔  写真/ゼネラルモーターズ
 
 

正規輸入モデルは3タイプ

 

 2015年にデビューした第六世代となる現行型シボレーカマロは、アメリカ本国では、2リッター直4ターボ、3.6リッターV6、6.2リッターV8 LT1、6.2リッターV8スーパーチャージャー LT4の4種類のエンジンが用意されている。

 ボディタイプはクーペとコンバーチブルの2タイプで、グレードは「1LS」「1LT」「2LT」「1SS」「2SS」「ZL1」の6種類。駆動方式は全てのモデルが後輪駆動のRWDで、ミッションは6MTと8AT(ZL1は10速AT)からセレクト可能だ。

 これに対して、正規輸入車として導入される第六世代カマロのラインナップは、「SS」「LT RS」「コンバーチブル」の3モデル。

 搭載エンジンは、SSが6.2リッターV8 LT1、LT RSとコンバーチブルが2リッター直4ターボとなっており、今度の第六世代カマロの最大のトピックスは、言うまでもなくLT RSとコンバーチブルに搭載される2リッター直4ターボエンジンだろう。

 このダウンサイジングターボユニットは、既に日本で発売中のキャデラックATS&CTSに搭載されているユニットと同じであり、1998ccの直噴直列4気筒DOHC VVTエンジンにインタークーラーターボチャージャーを装着。最高出力275ps/5500rpm、最大トルク40.8kg-m/3000~4500rpmを発揮する。

 いくらターボとはいえ、これまでのカマロに搭載されたユニットとは一線を画する2リッターという排気量を聞くと、「パワー不足なのでは」と思われる方も存在するだろう。

 しかし、先代カマロの売筋モデルであったLT RSに搭載されていた3.6リッターV6ユニットのスペックは、最高出力327ps/6800rpm、最大トルク38.4kg-m/4800rpm。最高出力は劣っているが、逆にトルクは上回っているのである。

 また、先代LT RSの車両重量が1710kgであったのに対して、今回のLT RSは1570kg。140kgも軽量化された結果、加速性能に大きな影響を与えるトルクウエイトレシオは4.5kg/Nmから3.9kg/Nmに向上している。

 つまり、数字上の比較では、2リッター直4ターボを搭載した新型LT RSは、3.6リッターV6を搭載した先代LT RSを上回っているのである。

 

 

 

筆者はこれまで数多くのアメ車を所有してきたが、筆者が愛車として購入した人生最初のアメ車はシボレーカマロであり、また、これまで自分名義で所有したアメ車の半分近くがシボレーカマロである。内訳は、1989年型IROC-Z、1991年型Z-28、1988年型IROC-Z、1994年型Z-28、1996年型Z-28の5台。これに加えて妻も1987年型Z-28、1990年型IROC-Zを所有していた。

正規輸入車として導入される第六世代カマロのラインナップは、「SS」「LT RS」「コンバーチブル」の3モデル。搭載エンジンは、SSが6.2リッターV8 LT1、LT RSとコンバーチブルが2リッター直4ターボとなっている。

上記3モデルの中で筆者が一番注目しているのが直4エンジン搭載のLT RS。世界的な潮流のダウンサイジングエンジンの中でも、スタイリングを含め、かなり個性的な存在。

  
 

当時のスカイラインGT-R程度のスペック

 ちょっと古い話で恐縮だが、今から14年前の2004年に国産の280馬力規制が解除されたわけだが、それまでは国産トップモデルはすべて280馬力が上限だった。今回のLT RSはちょうどその頃の、例えばスカイラインGT-Rくらいのスペックにはなっているのである(当時のスペックは280馬力、最大トルク36kg-m)。

 そのLT RSにわずかながらに乗った経験を記すならば、ダウンサイジングエンジンとはいえ、「スポーツカー」と呼んでもさしつかえないくらいに速い。同様に直4ダウンサイジングを積むマスタング程度に、活発によく走る。しかも燃費も良い。

 恐らく、搭載される8速ATが効いているのだろう、最新らしく緻密な変速を繰り返し、ドライバーの意図を汲むかのようなダウンシフトを確実に行ってくれる。しかも力が必要な場合は、即応して7000回転弱まで一気に吹け上がるのだから、まさしくスポーツの名に恥じない。言ってしまえば、すべてにおいてイマドキの欧州最新スポーティカーに肩を並べるのである=すなわち、比較対象として十分に戦える存在ということである。

 一方、SSに搭載される6.2リッターV8の「LT1」エンジンは、既に日本でも発売中のC7コルベットに搭載されているエンジンと基本的には同じユニットとなる。

 正確な排気量は6153ccで、伝統的なOHVながらVVT(連続可変バルブタイミング)機構を装備し、最高出453ps/5700rpm、最大トルク62.9kg-m/4600rpmを発揮する。で、上記の直4ダウンサイジングと明確に異なるが、SSののけぞるようなパンチ力である。

 車重1700kg弱のボディに6.2リッターV8の組み合わせは、いかなる基準をもってしても過剰であることは明白。カマロSSもその気で踏めば驚くほど速く、そして心地良い。くわえて流している時にも感じる秘めたる力の安心感は、SSならではだろう。

 あまりオススメはしないが、高速道路でならAMGやMあたりと十分バトルが可能だろうし、腕次第だが、決して負けない(笑)だろう(ZL1ならスーパーカーにさえ道を譲る必要はない)。

 とはいえ、カマロというキャラクターを考えた場合、「圧倒的なパワー&トルクを楽しみたいけど日常の足としても使いたい」というタイプの人が多いのではないか。であるならば、LT RSの身軽な感じがイマドキではあるまいか。

 

 

 

 

クーペでスポーツカーのように乗ってもいいし、コンバーチブルをチョイスして優雅に振舞ってもいいし。LT RSの振り幅はかなり広いのが魅力的。

シボレー葛西の担当者によれば、「新型カマロの販売状況は8割近くが2リッター直4ターボを搭載したLT RSで、6.2リッターV8のSSをお求めの方は2割ほど。コンバーチブルはSSよりも少ない状況。また、LT RSを購入される方の多くは日本車や欧州車からの乗り換えで、初めてアメリカ車を買うという方が多く、逆にSSを購入される方はアメリカ車からの乗り換えがほとんどですね」という。

2リッター直4ターボを購入したとしても、動力性能的な不満を感じる可能性はほとんどない。また、SSとLT RSとの約130万円の価格差や購入後の維持費の違いを考えれば、「LT RSで十分」という人が多いのは当然である。また、排気量差による3万9500円と11万1000円という自動車税の違いは圧倒的だろう。

 

 

 
 

直4ターボとV8とで迷う方はまずいない

 

 実際、今回取材に協力いただいたシボレー葛西の担当者によれば、「新型カマロの販売状況は8割近くが2リッター直4ターボを搭載したLT RSで、6.2リッターV8のSSをお求めの方は2割ほど。コンバーチブルはSSよりも少ない状況。また、LT RSを購入される方の多くは日本車や欧州車からの乗り換えで、初めてアメリカ車を買うという方が多く、逆にSSを購入される方はアメリカ車からの乗り換えがほとんどですね」という。

 この話からも分かる通り、実際にカマロを購入された方の多くは、最初からほぼ決め打ちで購入するモデルをチョイスしているようだし、LT RSとSSのどちらを買うか?で迷う人はほとんど存在しない。だが、仮に迷っている人がいるのであれば筆者はあえて直4モデルをお勧めしたい。

 前記した通り、2リッター直4ターボを購入したとしても、動力性能的な不満を感じる可能性はほとんどない。また、SSとLT RSとの約130万円の価格差や購入後の維持費の違いを考えれば、「LT RSで十分」という人が多いのは当然である。また、排気量差による3万9500円と11万1000円という自動車税の違いは圧倒的だろう。

 それに直4モデルは、ほぼ十中八九ディーラー車である。あえて直4モデルを並行で輸入しようという方はいないだろう(その点SSは並行での車両も多く混在している)。

 LT RSは、現代に適応した新時代のカマロである。そして単体で見てもお世辞抜きで十分に魅力的。世の中には2リッタークラスのハイパフォーマンスカーはいくらでも存在するし、今や世界的にも2リッタークラスのパフォーマンスカーが主流となった。だが、ここまで個性的な存在は、BMWやメルセデスを持ち出したとしても、存在しないのではないか。

 SSは、いわずもがな十分にファンである。だから、アメ車を知り尽くしているなら端からSSにしか眼中にはないだろう。だが、アメ車に興味を持ち始めた、ちょっと乗ってみたい、というような方々には、まずはLT RSに乗って楽しんでみて欲しいと本気で思うのである。

 

 

 

 

 

2019年でマイナーチェンジを行うとアナウンスされたカマロ。あくまでアナウンスされただけで、日本仕様としていつ登場するかはまったくの未定。だが、基本的なスタイリングはキープコンセプト。一部で映画に登場したバンブルビーにまた一歩近づいたということだが。

直4モデルは、ほぼ十中八九ディーラー車である。あえて直4モデルを並行で輸入しようという方はいないだろう(その点SSは並行での車両も多く混在している)。

 個人的には、新型にはまだすぐには馴染めないらか、アグレッシブスタイルの2018年までを入手するのがいいとは思うが、2019年モデルの実物を見ればまた気持ちが変わるかもしれないのだが。

 

 

 
   
 
 
 
 
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