GMC シエラ (GMC SIERRA)

GMC SIERRA
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試乗記 TEST RIDE

 

まるで高級SUVのごとき完成度の高さ

GMC シエラ(GMC SIERRA)

だからピックアップを選ぶという覚悟が以前ほど必要ない

 

2007年に登場した旧モデルから7年、フルモデルチェンジによって新たに登場したGM系フルサイズピックアップトラックのシエラ ダブルキャブを試乗した。

 
2017年7月17日 文/吉田昌宏  写真/古閑章郎
 
 

2014年以降の完成度は別格

 

  2014年というのはGMにとってまさに変革の時であった。GM系フルサイズトラックがフルモデルチェンジを果たし、スポーツカーのコルベットが全面的にリニューアル。屋台骨となるピックアップ系のフルモデルチェンジによりSUVのタホ、サバーバンまでがリニューアルされたのである。

 

 ここで紹介するGMCシエラは、まさにリニューアルされた当時の2014年モデルであり、シボレーシルバラードと兄弟車となるGMCブランドの傑作である。

 

 まず、乗ればわかるがその乗り味にピックアップトラックであることを意識させることがないくらい完成度が高い。静粛性が高く、乗り心地の良さには舌を巻く(だからこそ、コイツがベースとなる新型タホやサバーバンのデキがいいのは当たり前)。

 

 ピックアップと言えば、個人的には90年代のC1500が思い浮かぶが、その時代のピックアップと言えば、まさに「働くクルマ」的な印象が強い。すなわちあのドタバタ感こそがアメ車の象徴だった(それにカスタムペイントしたり、エアサス組んだりするのが楽しかったわけだし)。

 

 だが、このシエラにはその姿がまったくもって似合わない。いや、働くクルマとしての性能がない訳ではない。その逆で、あまりにも良すぎて、働くクルマとして使うにはもったいないほど良く出来ているということである。

 

 また、実物を見れば分かるがインパネやシートは高級感に溢れ、非常に雰囲気のあるクルマになった。だからこそ乗るとピックアップに乗っている感じはなく、まるで高級SUVに乗っているかのごとくである。

 

 そう、今度のシエラ(シルバラード含む)はあまりにも良くなりすぎて、走行性能においてはSUVたるタホやサバーバンに引けを取らないだけに、あえてピックアップを選ぶという意志や覚悟が以前ほど必要ではなくなったとも言えるだろう。

 

フルモデルチェンジ後の2014年モデル。そのベースグレードをあえてチョイス。それにより本来クロームグリルがブラックグリルに、またボディ同色のサイドミラーがブラックのままと変化が見られるが、ドレスダウンのイメージを出すために、あえてセレクトしたという。

良くなりすぎた新型を使い倒すイメージであえてドレスダウン。足回りはそのままにBCDがプロデュースしているHELO20inchブラックホイールを組み合わせている。

 ピックアップとしての立ち姿を意識してあえてダブルキャブをチョイスしている。

  
 

あえてV6エンジンのダウンサイジング

  シエラ自体に搭載されるエンジンは、計3種類のラインナップ。メインとなる5.3リッターV8エコテック3に4.3リッターV6エコテック3と6.2リッターV8エコテック3。5.3リッターV8となれば355hp、最大トルク383lb-ftを発生させ、程よいパワーによる十分な動力性能が与えられている。実際に乗ってもかなり元気な印象だった。

 

 だが…。驚くことにこの車両、なんと4.3リッターV6エコテック3エンジンを搭載していたのである。4.3リッターV6といえば、今は懐かしきアストロに搭載されていたV6の進化版エンジンである。

 

 当日、お粗末ながらエンジンルームを撮影するまで気がつかなかった…。だが、ということは、4.3リッターV6でも十分な動力性能とも言えることができるだろう。実際に285hp、最大トルク305lb-ftを発生させ6速ATと組み合わされることで、過不足ない性能を発揮していたのである。

シエラ自体に搭載されるエンジンは全3種類あるが、取材車には4.3リッターV6エコテック3エンジンが搭載。285hp、最大トルク305lb-ftを発生させ6速ATと組み合わされる。ちなみにこのV6、今は懐かしきアストロに搭載されていたV6の進化版エンジン。


 


 

 

 

 
 

 

 
 
 

まるで高級SUVのごとき乗り味

 

  一方インテリアは、これまでのような質素な空間とは無縁の、非常にモダンな仕上がりを見せている。センターコンソールの見栄えや操作性はもちろんのこと、メーターパネルの針ひとつの動きからして異なり、あらゆる操作性の滑らかさにも驚きを隠せない。

 

 当たり前だが、ステアリングの反応は至極スムーズであり、ブレーキングもまったくもって一般的な乗用車のようである。

 

 走りだした印象は、正直、SUVと言われても分からないほど引き締まったものだった。ボディは非常に硬質でハンドリングもスムーズ、そして全体的にかなり静か。もちろんブレーキングもいたって普通に止まる。

 

 足回りはAWDということで常に安定しており、路面の凹凸をいとも簡単にいなしてスムーズに走る姿に、往年のピックップの姿は見えてこない。

 

 ちなみに、ボディ全体の大きさはフルサイズだけあって堂々たるものだが、ボディ全体が四角い角張ったデザインとなっているため、前後左右の感覚は掴みやすいのは嬉しい。

 

 2007年にデビューしたトヨタタンドラが巻き起こしたピックアップ界のタンドラショックによって、それ以降のデザイナーはみな、「フロントマスクの迫力」を追いかけ出したと言われているが、その中でも新たなGMCマスクの迫力は特筆ものである。

 

 しかもそれは、ダッジラムのようなアクの強さは感じさせず、GM系デザインの範疇内でやり遂げたことが素晴らしい。ということで、シエラの真骨頂であるフロントマスクの見た目にも、あえて選ぶべき理由が隠されていると思うのである。

 

トラックであることをまったく感じさせない、洗練されたインテリア。センターコンソールの大きさというか幅が広くなり、デザイン&質感共にピックアップトラックを感じさせない。

楕円の6連メーターを新たに採用し、見た目にもドライバーに満足感を与えてくれる。メーターパネルの針ひとつの動きからして異なり、あらゆる操作性の滑らかさにも驚きを隠せない。

 

  
 

あえてドレスダウンで使い倒すイメージ

  この車両を直輸入したBCDによれば、「2014年以降のモデルチェンジ後のシエラは、日本に導入されている数が非常に少なくかなり希少な存在です。

 

 BCDは、今回トラックとして一番バランスの取れたシルエットを持つダブルキャブを直輸入しました。ダブルキャブは、クルーキャブと比較すると後席が若干狭くなりますが、ボディ自体がフルサイズですから、実際には窮屈ではありません。

 

 また、あえて無駄の多いピックアップだからこそ、立ち姿の綺麗さにこだわったダブルキャブをオススメしたいと考えました。

 

 今回は一番低グレードをあえてチョイスしたのもコダワリです。 これによりブラックのグリルやミラーカバーとなることで豪華さを廃し(上級クラスはメッキグリルに同色ミラー)、あえて『働くクルマ』『使えるクルマ』をテーマに仕上げています。

 

 これにBCDがプロデュースしているHELO20inchブラックホイールをアクセントとして加え、タイヤはオールテレンでサイズアップを行っており、あえて車高を若干上げることでSUVのような乗り味を実現しながらも、ガンガンに使えるトラックをコンセプトとして、シエラを使い倒して欲しいと考えております」という。

 

 最新のピックアップをあえてドレスダウンして使い倒すカッコ良さ、くわえて時代に即したダウンサイジング(V6チョイス)を同時に行うことでフルサイズピックアップの新たなる提案を行っているというわけである。

 

ホイールはHELO HE879の20インチにタイヤはグッドイヤーオールテレンDURATRAC 285/60-20インチが装備される。

ベッドライナーとオフロードステップは定番パーツとして装備。

 

 

 

 
 

 

 

 
 
 
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