1966 ポンティアック ルマン コンバーチブル(PONTIAC LEMANS CONV.)

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当時のポンティアックの力量を知る存在

1966 ポンティアック ルマン コンバーチブル (PONTIAC LEMANS CONV.)

ほぼ純正状態をキープする珍しい極上モデル

 

1960年代当時のポンティアックにはコンパクトな名車・テンペストがあり、その上級モデルとしてルマンが存在していた。今回取材したルマンは、当時の状況が今なお味わえる、残存する最高コンディションの1台である。

 
2017年2月28日 文/吉田昌宏  写真/古閑章郎
 
 

名車・テンペストの上級モデル

 

  ポンティアックルマンを知るには、まずベースとなったテンペストを知らなければならない。

 

 ポンティアックテンペストは、GMのエントリーモデルとして1961年に発表された。ポンティアックのアイデンティティである二分割のグリル、彫刻的なボディパネルがデザイン的特徴のコンパクトカーである。

 

 くわえて、トランスミッションをデフと一体化し後輪軸に置いたトランスアクスルを採用し、独立式リアサスペンションを備えるなど、独自性のある存在であった (63年までの1stモデルのみで、64年以降は通常のFRレイアウトになっている)。

 

 で、ルマンとは、そんなテンペストの上級クラスに設定された派生モデルである。余談だが、ルマンのスペシャルパッケージオプションとしてフルサイズ用の389キュービックインチV8を搭載したGTOがさらに存在する。

 

 このGTOは、インターミディエイトボディにフルサイズ用エンジンを組み合わせたインパクトある仕様であり、のちに「マッスルカーの起源」とも言われた存在だった。

 

 ルマンには当時ボディタイプに2ドアクーペ、セダン、4ドアセダン、ステーションワゴンが用意されていたのだが、こうしたなかで、当時の大衆モデルたるテンペストから派生したルマンがいまもなお熱狂的な支持を集めているのは、このクルマがポンティアックのスポーツレンジに君臨するGTOにつながる存在だったからである。

 

 この時代のアメリカ車のデザイン力に驚くとともに現在でもほぼ純正のまま存在していることに驚きを通り越して微笑んでしまう。

ルマンのスペシャルパッケージオプションとしてフルサイズ用の389キュービックインチを搭載したGTO。後にマッスルカーの起源とも言われた名車である。

当時のルマン2ドアクーペのカタログの一部である。

上記のGTOとほとんど変わらないボディ形状。縦目2灯もこの時代のアイデンティティ。非常に美しい。

 
  
 

 日本にて実走しているワンオーナーカー

  要するに、ルマンをベースにしたスポーツ仕様がGTOということで、ルマンがなければGTOは存在しなかったということ。

 

 実際、GTOにはフロントに「GTO」バッジがつき、ボンネットフードにはスクープがつくが、それ以外はルマンと同じボディ形状なのである。

 

 ということで、そうした視点で見ていくと、このルマン・コンバーチブルの価値は非常に高いことに気づく。

 

 まずデザイン。当時の状態を色濃く残す純正状態を丸々キープしているボディは、ホワイトの幌を備え、ホイールに至るまで見事なコンディションを維持している。

 

 聞けば、日本に直輸入してから一度販売されている(日本にてワンオーナー車)というが、非常に丁寧に扱われていたこともあり、見事な動態保存を行ってきた。

 

 搭載されるエンジンは、上級クラスGTOの68年型400キュービックインチ(6.6リッター)V8を積み、エーデルブロック製インテークとホーリーキャブレターの組み合わせで街乗りをも普通にこなせる状態を作り上げている。当時のカタログスペックで330hpというから、相当なパワーだろう。

 

 またブレーキもディスクブレーキに換装されており、日本の道路事情を考慮した手が加えられているが、基本は純正状態キープである(素晴らしい)。

 

 前オーナーさんはBUBUにて他車への乗り換えということで下取りに出されたというが、その後もBUBU主催のモーニングクルーズにスタッフ運転で出撃するなど、今をもってなんら不自由なく走れる状態というのが、最大のウリである。

 

当時のキャデラック縦目にも準ずる2灯のヘッドライトと二分割グリルは、ポンティアックの洗練されたスタイリングを象徴していた。

当時の状態を色濃く残す純正状態を丸々キープしているボディ。ホイールに至るまで見事なコンディションを維持。

メッキオール類やテールライトに至るまで見事なコンディション。これで動態保存を維持していたのだから素晴らしい。

 

 
 
 

 ほぼ95%がオリジナルパーツ

 

  くわえてほぼ95%以上純正状態を備えているインテリアの状態も、旧車好きをうならせる。内装はオリジナル状態をキープしており、インパネにはポンティアック純正オーディオも残っている。

 

 そこに別途USB・iPODデッキを備え、追加メーターにて各種温度系の管理を行っているが、それ以外は当時のままを見事に残しているのである。

 

 ドア下がりひとつ感じさせない状態の良さ、いまだに当時の雰囲気を色濃く残すデザイン、そしてすぐにでも走り出せるメカニズムコンディション。こうしした旧車を楽しむ上で必要なすべてを兼ね備えているポンティアックルマンは、恐らく日本に数台もないだろう。

 

 このルマンを販売しているBUBUのBCDには、「BUBU VINTAGE」と呼ばれるヴィンテージカー(クラシックカー)部門が存在している。

 

 コンディション優良の旧車を販売するのがポリシーであり、だからブランド優先やメジャーモデルの販売のみを行っているというよりは、歴史を感じさせるビンテージ品のみを取り扱っている。

 

 

 

搭載されるエンジンは、68年型GTOの400キュービックインチ(6.6.リッター)V8を積み、エーデルブロック製インテークとホーリーキャブレターの組み合わせ。当時で330hpを発生させていた。

追加メーターや後付けデッキ以外は、純正状態をキープしているインテリア。ウッドの大型ステアリングは、細身で操作性も良い。

レザーシートもボディに合わせた鮮やかなレッドを採用。ホワイトの幌といい、なんたるセンスの良さ。当時のアメリカ車のセンスと力量を感じさせる。


 

  
 

 歴史に残るビンテージカー

  しかも販売車両は、直接日本人が現地に飛び、日本人の目で見た車両鑑定おこない、現地販売人と直接交渉することで車両の状態を把握している物件のみである。

 

 だから車両は、程度優先。モノとしての価値のみを優先することなく、クルマとしてのコンディションを優先するからこそ、愛でるだけでなく日本の道路にて実際に楽しむことが可能ということである。

 

 ちなみに、こうした販売車両は、すべてがナンバーズマッチのフルオリジナル車というわけではない。

 

 中には、本国にてレストアされていたり、リペイントされていたり、エンジンが換装されていたり…。

 

 だが、そうした状況を踏まえつつも、BCDの自社基準を満たす車両のみを買い付けることでマニアの目線からも外れることなく、旧車ファンからの支持を集めているのである。

 

 なお、ポンティアックの特徴的な縦型4灯のヘッドライトだが、それはキャデラックでも人気なタテ目と言われるものに通じるのだが、今だに旧車ファンの間で評価が高い仕様であり、ほぼストック状態をキープするこの個体は、まさに当時のルマンを楽しむのに最高の1台と言えるだろう。

 

ウッドパネルやメーター類も純正のまま。すべて動作することも確認済み。

旧車が好きな方にはたまらない質感である。

当時のオーディオ。後付けのオーディオも完備。

 

 
 

 

 

 
 
 
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