2015 フォードマスタング(FORD MUSTANG) Vol.2

2015 FORD MUSTANG Vol.2
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試乗記 TEST RIDE

 

新時代のアメリカンスポーティカーとして

2015 フォード マスタング(FORD MUSTANG) Vol.2

直4エコブースト搭載マスタングの魅力

 

直4エコブースト搭載のMT車に試乗して現行マスタングの魅力に触れる。同時に最新カマロSSとV6搭載のチャレンジャーを並べ、最新アメリカンスポーティカーについても考察する。

 
2016年07月21日 文/椙内洋輔  写真/古閑章郎
 
 

直輸入なら直4エコブースト+MTが選べる

 

  シャシーは硬めながらちゃんと動いてショックを吸収する今風のフィーリングであり、まさにヨーロッパ車的な味付けを感じさせる部分がたくさんある。とはいえ、直進安定性は高いのだが、どこか大らかな部分もあって、ダラッとのんびり走らせてくれる部分も持ち合わせているのが、さすがマスタング。

 

 ただ硬めただけのスポーティカーとは決定的に違い、鷹揚としたアメリカンな雰囲気がまだにわかに感じられるのである。

 

 新世代のシャシーとエンジンを採用していながらも、伝統的なデザインとアメリカンな乗り味が楽しめる現行のマスタング。もちろん、大排気量V8やV6エンジンに比べれば、圧倒されるようなエンジンサウンドの迫力は薄れるし、マッスルカーとはちょっと異なる洗練された存在になったかもしれない。

 

 だが、こと絶対的なパフォーマンスに限って言えば、まったく不足はないし、逆に驚くほど速いし、新種のアメリカンスポーツモデルとして、新たなファンを生む可能性は非常に高いと思う。

 

 しかも現実的な価格を加味すれば、「現行マスタング=直4エコブースト」と割り切ってしまっても良いのではないか(その昔にも直4マスタングは存在していたわけだし)。

 カマロSS、マスタング直4、チャレンジャーV6の並び。今この3台の実物を直接見て買えるのはBCDだけ。カマロV6も入庫している。どれもオススメだが、スポーティな度合はマスタングが一番高い。

 

 

 

日本仕様の直4モデルには19インチホイールが装備されていた、取材車両には20インチのKMCサテンブラックホイールが装備され、アイバッハのスポーツサスペンションにて若干のローダウンが施されていたが、見事履きこなしていた。

ステアリングやシフト操作のシッカリ感や小気味よさ、くわえて足回りとボディのガッチリ感によって最新のフィーリングが味わえるが、その中にもアメ車としての鷹揚さが感じられ、抜群に楽しいクルマになっている。

BCDですでに発売が開始されているカマロSSと並べてもご覧のように。世界的に見ても2リッター程度の排気量でこれほどのサイズ感と流麗かつスタイリッシュなクルマはそうはないだろう。

 
  
 

 V8以外の選択肢も視野に入れるなら

  ちなみに2015年に登場した現行マスタングは、これまでの北米専用車からグローバルカーとして生まれ変わったことにより、世界中の法規や安全基準を満たさなければならなくなった。

 

 くわえて、これまで数千台だった輸出が、新たに110カ国16万台強に激増することによる各部の念入りなチューニングや製作精度の向上により車両のクオリティは段違いに上がっている(この部分が非常に重要である)。

 

 だからこそ、というわけではないだのが、日本からフォードディーラーの撤退が決まった以上(この先フォード車に乗らないというのなら仕方がないが)、もし現行マスタングやその他魅力的なフォード車が欲しいというのなら、今回取材させていただいたBCDのような、長年自社で直輸入したフォード車を積極的に取り扱い(マスタングに限らずF150やエコノライン、さらにはラプター、ナビゲーターetc)、整備や保証を兼ね備えたアフターフォローのしっかりした店舗であるならば、正規ディーラーと同様とまでは言わずとも、それに近い状態で今後もマスタング(フォード車)に乗ることは可能だろう。

 

 また常に在庫車のある状態で店舗経営されていることから、ものによっては試乗も可能だろうし、本国ラインナップに存在するレアなグレード車だって、時間をかければ取り入れてくれるはずである。

 

 マスタングにはV8モデルが存在するから、当然V8が気になるのは当たり前だが、でもあえて時代の最先端を行くというならばマスタングは直4ターボで乗ってみると面白いと思うし、得るものもきっと多いと思う。

 

 繰り返していうが、直4エコブーストターボエンジンは、想像以上にレスポンスが良く瞬間的な加速力では旧V8モデルを凌ぐ感覚が味わえる。マッスルカーとしての醍醐味は減ったかもしれないがスポーティカーとしては十分以上速いし、期待以上の存在である。

 

 

 

マスタングと同様にV8以外の選択肢として挙げられるチャレンジャーV6 SXT。V8と比較して外観に大きな変化がほとんどないのがチャレンジャーの特徴。

ノーマルのV6にホイール変えてローダウンをすれば、見栄えとしては十分な迫力となる。

V6 SXTには、3.6リッターV6ペンタスターエンジンが搭載され、305hp、最大トルク268lb-ftを発生させる。それを8速ATで駆動する。V6とはいえ300hpである。十分な数値である。

 

 
 
 

 王道的楽しみ方と最先端を味わう楽しみ

 

  今、アメ車には二つの楽しみ方が存在すると思っている。ひとつはこれまでの王道的楽しみであって、「とにかく大きく迫力こそアメ車」である楽しみ方。マスタングならV8、または新型カマロやチャレンジャーといった最新スポーティモデルの上位グレードを手に入れる。

 

 ただし、それらを入手するには邦貨700万円超の金額が必要になるが、それらが苦でなく、もしくはローンを組んででも欲しいというのなら、アメ車の王道を積極的に楽しんで欲しいと思う。

 

 そのうち別項で語りたいと思うが、当日同時に並べたカマロSSにもちょいと乗ってみたのだが、もう恐ろしくらいに完成度が高く、「このままのノーマル状態で日常的な足として使用したい」とよだれが出るほど欲しくなったのは事実である。  しかも使い勝手や乗り心地の面でも断然進化しており、唯一カマロ特有の閉所感みたいなものが残ってはいるが、見た目のカッコ良さと品質感は群を抜いていたのである。

 

 一方で、変わりゆく「最先端のアメ車」を味わうこと。どちらにもそれぞれに楽しく新しい発見があるには違いないが、今、最新の味を味わうなら、この直4マスタングこそ相応しいと思う。【最新】とは、単なるものが新しくなったということではなく、コンセプト全体の新しさである。

 

 時代の流れを見ればエコに流れる考え方が理解できないわけではない。だがマスタングは、そのエコを逆手にとって新しいカタチを生み出した。「排気量2リッター程度でこれほどのサイズ感と流麗かつスタイリッシュなクルマが存在するのか」と言えるほどの車両を作ってきたわけである。

 

 しかもそれを50年という長き歴史の中で得てきた遺産でデザインした。そういう意味での【最新】マスタングである。だからこそ、「アメリカンスポーティ=V8」という流れを意識せずに楽しめる存在だと思うである。 2016年型のシボレーカマロSS。6.2リッターV8エンジンは、455hp、最大トルク455lb-ftを発生させる。まさに王道的アメ車の1台であり、圧倒的進化により、アメ車ならではの良さが体感できるモデル。 デザインは、先代モデルからの進化版となっているが、車重が軽くなり動力性能やハンドリング、乗り心地等の全域において変化&進化している。ガンメタリックのカラーもシブイ。 先代モデルよりも全体的に引き締まって、デザインを含めだいぶ大人っぽい味付けになった新型モデル。ライバルはまさしくBMWと言っても過言ではないだろう。

 

<関連記事>

>> 2015 フォード マスタング (FORD MUTANG) Vol.1 を見る

 

 

 

 

 2016年型のシボレーカマロSS。6.2リッターV8エンジンは、455hp、最大トルク455lb-ftを発生させる。まさに王道的アメ車の1台であり、圧倒的進化により、アメ車ならではの良さが体感できるモデル。

デザインは、先代モデルからの進化版となっているが、車重が軽くなり動力性能やハンドリング、乗り心地等の全域において変化&進化している。ガンメタリックのカラーもシブイ。

先代モデルよりも全体的に引き締まって、デザインを含めだいぶ大人っぽい味付けになった新型モデル。ライバルはまさしくBMWと言っても過言ではないだろう。


 

 

 

 

 

 

 
 
 
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