2015 フォード マスタング (FORD MUTANG) Vol.1

2015 FORD MUSTANG Vol.1
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試乗記 TEST RIDE

 

新時代のアメリカンスポーティカーとして

フォード マスタング (FORD MUSTANG) Vol.1

直4エコブースト搭載マスタングの魅力

 

直4エコブーストエンジン搭載のMT車に試乗して現行マスタングの魅力に触れる。同時に最新カマロSSとV6搭載チャレンジャーを並べ、最新アメリカンスポーティカーについても考察する。

 
2016年07月21日 文/椙内洋輔  写真/古閑章郎
 
 

2015年に登場した新型モデル

 

  ファストバックの復活、伝統のロングノーズ&ショートデッキが強調されたプロポーション、逆スラントのフロントマスク、3連のリアコンビネーションランプなど、旧型モデルの象徴的なディテールを継承しながらも、よりモダンに生まれ変わったボディ。

 

 そのボディは旧型と比較して、低くワイドなプロポーションとして進化し(旧型モデルとの比較:全長 -25ミリ、全高 -35ミリ、全幅 +40ミリ)、力強い存在感を醸し出す逆スラント形状のフロントマスクと融合する。

 

 一方、リアスタイルは、ウインドシールドからリアガラスへのデザインをより傾斜させ流れるようなサイドラインを形成。視覚的な美しさだけでなく、空力性能も向上させている等、過去のデザイン的遺産を使いつつ、見事モダナイズされた最新デザインが与えられている。

 

 搭載されるエンジンは、2.3リッター直4エコブーストエンジン。FRモデルに初採用された同エンジンは、314ps、最大トルク44.3kg-mを発生させる。それに6速MTと6速ATが組み合わされ、ATにはマニュアルモード走行が楽しめるパドルシフトが採用されている。

 

 今回取材したモデルは、日本に正規導入されていなかったエコブーストエンジン+MTモデルである。フォードの日本撤退という状況が近づくなか、あえてこれまでのように正規ディーラーが取り扱わなかった直輸入モデルを検討する方々には、MTモデルの存在は抜群に面白いと思う。

 

 足回りは、フロント、リア共に新設計のサスペンションが採用され、フロントはマクファーソンストラット式で、新たに軽量かつ高剛性のペリメーター型のサブフレームを装着。リアには新たにインテグラルリンク式独立サスペンションが採用される。

 

 

50年というこれまでの長い歴史から得た遺産をベースに作り上げられた現行マスタング。ロングノーズ&ショートデッキの古典的プロポーションを維持しつつ、現行ではそこに優雅さが加わっている。

全体的にボディが薄型に見え、そこに優雅さが加わっているから、旧型からのフルモデルチェンジとはいえ、丸っきり別のクルマのような印象さえ与えてくれる。しかもリアスタイルは一段と美しくなっている。

 
  
 

 クオリティの劇的向上

  インテリアは、航空機のコックピットからインスピレーション得た伝統の左右対称&水平基調のインパネが採用され、伝統を生かしつつ最新マテリアルを使用することで操作性に優れた空間を実現。

 

 見た目以上に質感を感じさせる作りの良さも加わって、新型マスタングに相応しい現時点では最高のインテリアと言っていいだろう。

 

 期待する走りだが、まずシートに座った感じが最高である。ダッシュボードが低くなったような印象があり、だから着座位置からの視界も良くなり、見切りがわかりやすいから運転に気を使う割合が確実に減っている。

 

 さらに手を伸ばすシフトの位置や触れたときの感触の良さ、シフトを動かしたときの動作感は、確実に最新車両のそれであり、もはや「アメ車だから」と粗雑さを嘆く必要はまったくない。

 

 くわえてステアリングの剛性感が非常に高く、新たに採用された電動パワーアシストのフィーリングも違和感なく、自然な切れ味が好ましい。

 

 クラッチも重さはそれほどではなく、とにかく操作性が良いから、毎日の足として都心の渋滞にはまってもまったく問題はないだろう。

 

 シフトも同様に操作性よく、過去のアメリカ的シフト感と称されるゴツイ感じは微塵もなく、小気味よいフィールが味わえ、これまた日常的に使用するMT車として何ら不満や問題はない。シフトゲートも明確でシフト自体が楽しめる。

 V8比で約80kg軽量なボディ&フロントノーズによりコーナリング時の応答性は非常に俊敏。自ら回転を操れるMTであれば、よりダイレクトなフィーリングが堪能できる。

 

 

 

 

搭載されるエンジンは、新開発の2.3リッター直4エコブーストエンジン。314ps、最大トルク44.3kg-mを発生させ、それに6速MTTが組み合わされる。想像以上にレスポンスが良く、これまでのようなトルクフルなアメリカンなノリというよりは、回転の上昇によりパワーを稼ぎ出す現代的なユニットに変化している。

新型のインテリアの質感は圧倒的に高くなっている。意匠もより現代的となり、旧型ほどの旧車的雰囲気はなくなったが、ワールドワイドなスポーツカーとして、世界的な認知を受けるためにも質感アップは急務だったはずだし、実際に成し遂げている。

ATが当たり前の時代に、しかもツインクラッチを有したパドルシフトが全盛の時代に、あえてMTモデルを存続させ、なおかつ5速直結のクロスレシオのMTを載せるなんて、さすがフォードが作った歴史的スポーティカー。しかもMTのフィーリングも良く、あえてMTを選べと言いたくなるような逸品に仕上がっているから嬉しい。

 

 
 
 

 予想外の強烈な加速感

 

  なおチャレンジャーの場合は、2014年モデルからシェイカーフードが装着されたモデルが登場しているが、2014年は限定モデルのみであり、2015年モデル以降からは、3グレードにシェイカー装着車が存在するようになっている。

 

 アメリカ本国では、このシェイカー装着車の販売率が高く、また中古車の数が少ないといわれるほど人気であり、いわゆる復刻デザインとして生まれてきた現行チャレンジャーのリアルデザインとも言われ、シェイカー装着車こそが「完成型」との評判なのである。

 

 ということで、BCDが直輸入した2016年型392スキャットパックの試乗である。試乗車は、走行6000キロ弱のまだ慣らしも完全に終わっていないような極上車だった。

 

 この一年くらいの間に2015年型以降のV6SXT、R/T5.7リッターV8、ヘルキャットと乗っているが、常に驚くのがボディ剛性の高さである。

 

 これまでのチャレンジャーもレベルの高い存在だったが、2015年以降のチャレンジャーは、たとえば相手が欧州車でもまったく引けを取らない猛烈な硬さが体感できるレベルに進化している。旧モデルには失礼だが、ボディそのものが異なるのではないか? と思うほど造りの違いを感じるのである。

 

 またビルシュタインショックが装備される足回りも相当に固められている印象だが、ボディが強固なので微塵もぐらつかず、路面の凹凸も何事もなかったようにいなす。逆にスポーティモデルとしては乗り心地が存外に良く、街乗りカーとして使ってもまったく不満のないレベルと言えるだろう。

 

 で、さらに凄かったのが、エンジン。搭載されるエンジン6.4リッターV8は485hp、最大トルク475lb-ftを発生させ、大排気量NAエンジンならではの醍醐味が味わえ、もの凄いパワーで瞬時に高速移動を可能にする。

 

 しかもNAエンジンだからこその心地よさがハンパではない。ドライバーの脳天を直撃するアメリカンV8のビートと咆哮は特筆もので、ずっと走っていたい衝動に駆られるほど独特なものだった。

 個人的にはこのガンメタかシルバー、もしくはホワイトあたりのボディカラーにブラック系のホイールを組み合わせたモデルが良いと思う。しかもMTがいい。

 

 

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>>2015 フォード マスタング (FORD MUSTANG) Vol.2 を見る

 

 

 

 

 

スキャットパックとは、ダッジブランドのマッスルカーを意味し、スーパービーのキャラクターである蜂のキャラクターであるバッジが貼られている。

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